ティチュー (Tichu)

ティチュー, それは中国四千年超越進化大富豪的遊戯。

(画像はFata Morgana Spieleより)

們好!

六億四千二百万人の中国人が、毎日のようにティチューをプレイしています! (*)
ゲームの目的はとても単純です。貴方の手札を出し切れば良いのです。
それはまるで、日本の階級主義的ゲーム「大富豪」のようです。

ティチューは、主に4人で2人ずつのパートナーを組んで遊びます。
1対2に分かれて3人で遊ぶことも、3対3に分かれて6人で遊ぶこともできます。
このすばらしいゲームを楽しみましょう!

(*)嘘ですが。あと販売元のスイス人であるウルス・ホステトラー氏は「このゲームは中国人から教わった」と主張してますけど、それも本当かどうか解りません。

ティチュー
Tichu
プレイ人数: 4人(3人、6人、5~12人用バリアント有)
対象年齢: 10歳以上
プレイ時間: 30~90分
作者: Urs Hostettler
オリジナル発行元: Fata Morgana Spiele (1991)
BoardGameGeek: Tichu
※このゲームには複数の版がありますが、弊社が入荷しているのは1998年のFata Morgana Spiele版です。

Fata Morgana Spiele による紹介(英語): http://www.fatamorgana.ch/tichu/default.asp


このページの末尾に、ルールのPDF版ファイルも添付されています。
※本PDFルールはB6変形サイズ(114mm×178mm)の縦となっております。

Tichu ティチュー [ルールブック]

3~6人用 / 10歳以上 / 30~90分

内容物

  • ティチュー用カード 56枚
  • ルール

カードは通常のブリッジ用トランプと同様、4つのスート各13枚からなります。スートはジェイド(翡翠)、ソード(剣)、パゴダ(仏塔)、ス ター(星)です。各スートについて、[ A (エース)]が最高で、[ 2 ]が最低となります。 [ 10 ]のランクは、ほとんどのトランプゲーム同様、[ 9 ]と[ J (ジャック)]の間になります。4枚の追加カード、ドラゴン(竜)、フェニックス(鳳凰)、ハウンド(狛犬)、そしてマージャン(麻雀)によりデッキは 56枚となります。

ティチューは説明できないと誰かが言いました

…が、プレイされているのは間違いありません。それを信じるとすれば、このゲームにはルールが存在しないことになってしまいます。その為我々は Chuang氏(我々にこのゲームを教えてくれた人です)に助けを求めました。彼は孔子廟にあるお土産物屋の奥の部屋で、いくつかのルールを教えてくれま した。当初彼は観察することだけを許しました。それから我々はプレイし、中国人のベテランプレイヤーたちからよいアドバイスを聞きました。教えてくれる中 国人のベテランプレイヤーを見つけられるのであれば、このように覚えることを心から推奨します。以下に、我々が発見した4つの「ティチュー」ゲームのルー ルと解説を載せました。遊ぶゲームはプレイ人数に応じて選んでください。

ティチュー・ナンキン(4人用)

このゲームは対面に座っているプレイヤー同士がパートナーとなる2組のペアで行われます。パートナー同士は、点数を稼いでリードを奪うため互いに助 け合います。このゲームでは、どちらかのチームが先に1000点に到達するまで、何回かのハンド(いわゆるラウンド)が行われます。

ゲーム開始前に、スタートプレイヤーを決めます。スタートプレイヤーは最初のハンドのカードをよくシャッフルし、左隣のプレイヤーに渡します。左隣 のプレイヤーはデッキをカットします。2ハンド目以降は、前のハンドの勝者がデッキをシャッフルし、同様に左隣のプレイヤーがカットします。

カットしたプレイヤーがデッキを伏せ、中央に置きます。中国人はカードを配らず、カードを取っていくのです。スタートプレイヤーが一番上のカードを 1枚取り、反時計回りにカードを1枚ずつ取っていきます。これをデッキが無くなり各自14枚の手札を持っている状態になるまで続けます。ほとんどのトラン プゲーム同様、各プレイヤーは、パートナーも含め他の誰にも知られないように、手札を隠し持ちます。

次に、それぞれ他の3人に1枚ずつカードをプッシュします(押し付けます)。プッシュするカードを相手の前に伏せて置きます。全員が自分にプッシュされた3枚のカードを取り、手札に加えます。

マージャンのカードを持っているプレイヤーからリード(手札からカードを表向きにプレイ)を行います。プレイするカードは、以下のいずれかの組み合わせにしなければなりません。

  • カード1枚。[ 4 ]など。
  • 同じ数字のカード2枚。[ 8 ][ 8 ]など。
  • 数字の連続している一連のペア。
    [ J ][ J ][ Q ][ Q ][ K ][ K ](ペア3組の例)など。
    他の数字によるペアも許される。
  • 同じ数字のカード3枚。[ 2 ][ 2 ][ 2 ]など。
  • フルハウス(3枚組+2枚組)。[ 5 ][ 5 ][ 5 ][ 9 ][ 9 ]など。
  • 5枚以上の連番のカード。[ 4 ][ 5 ][ 6 ][ 7 ][ 8 ][ 9 ]など。

次のプレイヤー(右隣。中国人は、スイス人やホピ人同様右方向に手番を回します)は、以下のいずれかかから選択します。

  • パスをする。
  • 同じ組み合わせを、より高い数字で出す。

つまりカード1枚ならば、より大きなカード1枚でのみ超えられます。2枚組なら、より大きい数字の2枚組でのみで超えることができ、8枚の連続した 数字のカードであれば、より数字の大きい、ぴったり8枚の連続した数字の組み合わせでのみ超えることができます。そしてフルハウスであれば、より高いフル ハウス(フルハウスの数字は3枚組の方の数字となる)でのみ超えることができます。

ただし「ボム」という例外があります(後述)。

プレイは反時計回りで進行します。3人のプレイヤーが手番でパスをしたら、最後の(つまり最大の)組み合わせを出したプレイヤーは、そのトリック (リードされてからプレイされたカード全て)を取り、新たにリードを行います。そのプレイヤーの手札が無くなっていたら(上がっていたら)、右隣のプレイ ヤーがリードを行います(そのプレイヤーも上がっていたら、さらにその右隣のプレイヤーが行います)。

特殊カード

マージャン(麻雀)

マージャンは、以下の複数の効果を持ちます。

  • マージャンを持っているプレイヤーからハンドを開始する(ただしマージャンをリードに使用する必要はない)。
  • マージャンのランクは[ 1 ]であり、デッキにおける最低のカードである。また、このカードを含めて、連番として出す(例:[ 1 ][ 2 ][ 3 ][ 4 ][ 5 ])こともできる。
  • マージャンをプレイしたら、そのプレイヤーはランク1つを指定することができる([ 8 ]あるいは[ A ]など。特殊カードを指定することはできない)。次のプレイヤーは、指定されたカードを出せる状態で持っているのであれば、必ず出さねばならない(ボムあ るいは連番として使用することはできる)。そのプレイヤーが指定されたカードを持っていない場合は、ルールに沿って、任意のカードを出すことができる。 マージャンによるカード指定は、誰かがこれを満たすまで継続する。

ハウンド(狛犬)

ハウンドでトリックを取ることはできません。ハウンドはリードを行う際に、1枚のカードとして出します。そして、リードの権利をそのプレイヤーのパートナーに渡します。パートナーが既に上がっている場合、権利はパートナーの右隣のプレイヤーに移ります。

フェニックス(鳳凰)

千変万化のフェニックスは、ティチューで最も強力なカードです。しかし、このカード自体は-25点としてカウントします。このカードは次の場合にプレイできます。

  • ジョーカーとして使う:組み合わせに入れて使用すれば、任意の通常カードの代用とすることができる。ただし、ボムを作るために使うことはできない。
  • カード1枚として使う:直前に使われていたカードより0.5だけ強いカードとして扱う。例えば直前で[ 8 ]が出されていたら[ 8.5 ]として扱い、[ 9 ]以上を出さないと超えられない。フェニックスは[ A ]を超えられるが、ドラゴンを超えることはできない。もし、リードで出した場合は、[ 1.5 ]として扱う。

ドラゴン(竜)

ドラゴンは単体のカードとしては最強であり、その価値も25点です。

カード1枚としてのみプレイ可能で、[ A ]、あるいは[ A + 0.5 ](フェニックス使用時)を超えることができます。ドラゴンはボムでのみ超えられます。連番として使用することはできません。

高貴なるドラゴンによってトリックを取った場合、ドラゴンはそのトリック(ドラゴンが持つ25点を含む)を対戦相手のどちらか(出したプレイヤーが選択可能)に渡してしまいます。

ボム(爆弾)

「ボム」とは、

  • スートの一致する連番のカード(5枚以上)

あるいは、

  • 同じランクのカード4枚

のことです。

ボムはトリックを取るために、手番外を含め任意のタイミングでプレイでき、あらゆる組み合わせに優越します。また、高いボムは低いボムを超えます。この為、ボムが出されたら、より高いボムを出すしかありません。ボムのランクは以下のように決定します。

  1. カードの枚数
  2. カードのランク

ボムはトリックのリードとしても使用できます。

ラウンドの終了

手札が無くなったプレイヤーは即座に上がりとなります。手札が残っているプレイヤーが一人になった時点で、即座にラウンドが終了します。敗者(手札 が残ったプレイヤー)は手札を相手チームにに渡し、取ったトリックは最初に上がったプレイヤーに渡します。続いて、得点計算を行います。

得点計算

各プレイヤーは、手元にあるカードについて計算を行います。

  • [ K (キング)]と[ 10 ]は1枚10点
  • [ 5 ]は1枚5点
  • ドラゴンは25点
  • フェニックスは-25点

1回のハンドで、計100点が2つのチームに分配されることになります。

同じチームの2人が1位2位連続で上がった場合、ラウンドは即座に終了し、通常の点数計算を飛ばして、そのチームに200点を加算します。

ティチュー!

ティチューはより多くの点を得る手段ですが、リスクを伴います。

スモール・ティチュー

各プレイヤーは、最初に手札を出す前に「スモール・ティチュー」の宣言を行えます。宣言したプレイヤーがそのラウンドで勝利(最初に上がる)すれ ば、そのチームに対し、ボーナスとして100点が与えられます。しかし、そのラウンドで勝利できなかった場合、チームには-100点のペナルティがありま す。

ティチューの宣言は個々の判断で行います。宣言を行うかどうかをパートナー間で相談してはいけません。上がり役とサポート役の分担を決めるなどを事前に取り決めてもいけません。

ティチュー宣言がされたら、パートナーはカードのプレイにおいてこれをサポートできます。ただし、プレイの内容についての相談は依然禁じられます。 くわえて、宣言したプレイヤー自身が最初に上がらねばなりません。パートナーが先に上がってしまっても、チームは100点を失います。

ティチューが宣言されたハンドにおいても、通常の得点計算は別途行います。

また、ティチューの宣言は、自分の最初のカードプレイの前であればいつでも可能です。宣言がカードのプッシュより早ければ、パートナーに最高のカードを送ってもらうリクエストにもなります。

グランド・ティチュー

スモール・ティチューがあるからには、もちろんグランド・ティチューもあります。

極めて勇気ある、あるいは自暴自棄なプレイヤーは、ハンドのはじめ、9枚目の手札を引く前に、「グランド・ティチュー」と宣言します。宣言者が最初に上がったなら、そのチームは200点を獲得します。失敗すれば逆に200点を失います。

ゲームの終了

どちらかのチームが1000点に到達したら、ゲーム終了となります。双方のチームが同時に1000点以上になったら、点数が高い方が勝利します。万が一同点である場合は、ゲームを続行します。

戦略のヒント

戦略のヒントは、中国人のバスドライバーに聞くのが一番です。そういった人に質問することができない皆さんの為に、我々は少々の経験から、以下のような提案をします。もちろん、これらは最高級の南京料理にダスティドッグビスケットをそえて出すようなものです。

  • 最初に、手元にあるダメなカード(シングルやペアの低ランクのもの)を処分しましょう。また、エースやドラゴン、ボムを早期に使いすぎないように しましょう。圧倒的な力を叩きつけた後に4のカードを1枚残すようなプレイヤーは、予期せぬボムによって破綻させられたのでなければ、まだゲームを理解し ていなかったということです。
  • 点数に気を配ること。点数が、たとえば630点対970点であれば、グランド・ティチューを宣言した方が賢明です。
  • パートナーのティチュー宣言には、全力でサポートすること。マージャンをプレイする際にはパートナーのボムを崩しかねないカードを指定すべきでは ありません。パートナーとトリックを争ってもいけません(これはルールには抵触しませんが、とても低いランクの場合を除き、概ね危険な行為です)。
  • ティチュー宣言者が左隣にいる場合、トリックの取得が高くつくようにし、相手のティチュー失敗を目論みましょう。

FAQ

  • ハウンドに対して、ボムを仕掛けられますか?
    いいえ。ボムはハウンドを取るために使う(そして権利を奪う)ことはできません。
    ボムはカードの組み合わせ(シングルを含む)に対してのみ、(手番外を含めて)使用可能です。自分がとれるトリックに対してもボムを使えます。3人のパスによるトリック取得の確定直前には、どのプレイヤーもボムを使えます。
  • マージャンがプレイされた際に、ボムを仕掛けられますか?
    例を挙げた方がわかりやすいでしょう。以下の通りです。
    プレイヤー1がマージャンを出し、8を指定しました。プレイヤー1の手番とプレイヤー2の手番の合間(手番外)に、全てのプレイヤー(プレイヤー1、2を含む)はボムを(指定に答えることなく)出すことができます。
    プレイヤー2の持っているカードが、[ 3 ][ 4 ][ 5 ][ 6 ][ 7 ][ 8 ][ 9 ][ 10 ][ J ][ Q ][ K ][ K ][ K ][ K ]だったとき、手番の前に[ K ]のボムを使うことができます。他プレイヤーが全員パスした後、次のトリックを開始する彼のリードはマージャンの指定を満たしていなければなりません。他 のプレイヤーが8を含む連番型ボムを持っていたとすると、[ K ]のボムを超えるようにこれをプレイせねばならなかったでしょう。
  • マージャンによる指定を満たさねばならないのはいつですか?
    そのプレイヤーの通常の手番のみです。手番外にボムでマージャンの指定を満たす必要はありません。
    ただし、ボムでトリックを取った場合、次のトリックをリードする際に、指定を満たさねばなりません(上記の例を参照のこと)。
  • ボムが発動したトリックを、ドラゴンが対戦相手へ渡してしまいますか?
    いいえ。ドラゴンが勝たなかった場合、トリックを操作されることはありません。
  • 指定に対して、フェニックスを使用して満たさねばなりませんか?
    プレイヤーが指定されたカードを持っていない のであれば、フェニックス(要求の対象外だが、ジョーカーとして使用できる)を持っていたとしても、その指定を満たす必要はありません。指定されたランク のカードを出せる次のプレイヤーが、出さねばなりません。それがボムやフェニックスを含めた適切な長さの連続した組み合わせの一部だったとしても、です。
  • ハンドの最終トリックでは(3人目が上がったら)何が起きますか?
    トリックが即座に終了します。しかし、ドラゴンでの勝ちによる対戦相手への受け渡しは発生します。
  • もし、二人のプレイヤーが同時にボムを発動したらどうなりますか?
    これはとても珍しいことで、解決は通常明白です。
    しかしながら(もしルールが必要なら)、ティチューは反応を競うゲームではないため、素早いプレイによる有利はありません。
    ボムは通常の組み合わせの前にプレイ可能で、複数のボムはプレイ順に処理されます。
    ただし、あるプレイヤーがドラゴンをプレイするかどうかを5秒かけて考えた後は、同時にボムを発動することはできません(ひいては、ドラゴンを出す前に発 動することも不可能)。プレイヤーが時間をかけて考えたい場合には、手番であろうとなかろうと、他プレイヤーに長考の許可を得ねばなりません。
  • 同じチームの複数のプレイヤーが、同時にティチューを宣言した場合はどうなりますか?
    これはオンラインゲームでおこる問題です。しかし、通常はとても珍しいケースといえます。トーナメントでは、手番順に2人目のプレイヤーに、望むのであればティチューを取り消せるようにしています。
    しかし、完全に同時に起こった場合を除いて、同じタイミングで宣言されたティチューに対して、その権利を与えるべきではありません。ずれがあったのであれば、2つのティチューは2つとも成立してしまい、そのチームは大変な問題に陥るでしょう。
  • [ 3 ]4枚とフェニックスでフルハウスになりますか?
    いいえ。このケースはルールでは対応していません。しかし、我々はそのような手札はボム1つとフェニックス1枚とし、特殊な形のフルハウスとは扱わないことを求めます。
  • 連番のボムを通常の連番として出すことはできますか?
    いいえ。これもルールでは対応していません。しかし、常にボムを持っているラッキーなプレイヤーにひいきしたいという人はいると思いますか?
  • 時計回りで遊ぶことはできますか?
    はい。もし、時計回りで遊ぶ方が快適であるというなら、そうしてください。また、カードを取るのではなく配る方が快適であるというなら、シャッフルしたプレイヤーが配るようにしてください。

もし、質問、コメント、提案がありましたら、info@newgamesorder.comまでメールを書いてください。ウェブサイトはwww.newgamesorder.comです。

スリーチュー(ティチュー・ナンキン 3人用)

カードをシャッフルし、4人プレイ時と同様に、カードを取っていきます。シャッフルしたプレイヤー(ディーラー)がダミーパートナーも(2人分)プレイします。

ディーラーは、自身、あるいはダミーパートナーとしてグランド・ティチューを宣言することはできません。

カードをプッシュする前に、ディーラーは自身とダミーパートナー双方の手札をあらかじめ見ることができます。

カードをプッシュするのは4人プレイ時と同じですが、対戦相手のみに(3枚ではなく、2枚を)プッシュします。

プッシュが完了したら、ダミーの手札をオープンします。ディーラーはダミーの代理としてプレイします。ディーラーはダミーの最初のカードがプレイさ れる前に、ダミーの代わりとして、スモール・ティチューを宣言することができます。ダミーは(マージャンによる)指定を満たす必要はありません。

点数はプレイヤー別に(ダミーも含め4人分)記録されます。各プレイヤーは、ティチュー・ナンキンではチームに加算されていたポイントを個別に獲得します。ディーラー(そしてダミーのパートナー)が左隣のプレイヤーに移ります。

ゲームは指定された(3の倍数回)ハンドを行って、終了します。1000点の達成という終了条件は、ダミープレイヤーがゲームに勝利することがあるためお勧めしません。

ティチュー・ティエンチン(6人用)

ティエンチン(天津)ティチューは、1チーム3人、2チームが互い違いに座ってプレイするゲームです。このバリアントを教えてくれた、優秀なツアーガイドのZhu氏に感謝します。

ルールは4人用と同様です。ただし、以下の点が異なります。

  • グランド・ティチューは、7枚目のカードを取る前に宣言せねばならない。
  • 各プレイヤーは、パートナー2名に対してのみプッシュを行う。
  • ハウンドを使用した場合、リードをパートナー2人のどちらに渡してもよい。
  • 得点計算では、最下位は残った手札だけでなく、取ったすべてのトリックも、相手チームに渡す。5位のプレイヤーは取ったトリックをそのラウンドの勝者に渡す。
  • 2人連続上がりによる処理はないが、1位・2位・3位を一方のチームが独占したら、300点を得る。

グランド・セニョール(5~12人用)

グランド・セニョールは、チーム戦によるゲームではなく、どちらかと言えば、階級制度に関する個人主義者達の口論のようなものです。率直に言えば、 我々はこのルールを中国で学んだ訳ではなく、1980年代中盤のヨーロッパで、エクス・アン・プロヴァンスで犯罪学を専攻する日本人に教わりました。

これの簡易版が、Hexagamesの"Career Poker"として出版されています。

7人以上でグランド・セニョールをプレイする際には、2つのデッキを使用することを推奨します。パートナーは存在しないので、ハウンドは使用しません。ゲーム開始前に、全てのハウンドをデッキから取り除き、2つ目のデッキからマージャンを取り除きます。

また、以下のルールが適用されます。

  • トリックでは、2枚目に出されたドラゴンは1枚目のドラゴンを超える。
  • それぞれの異なるスートからなる同じ数字のカード4枚のみを、4枚ボムとして扱う。

ティチューの洗練は、グランド・セニョールの無秩序にあっては何らの価値も有しません。点数について誰も考える必要はありません。可能な限り早く カードを捨てることのみが目的だからです。「ティチュー!」と宣言することもありません。トリックと回数を数えることもありません。カードを捨てるのが目 的だからです!

トリックはリード権を取る為だけに取ります。

そして、トリックを集め、シャッフルし、カードを配ります(そう、このバリアントではカードを配ります!)。それらの雑用はすべて貧民の中の貧民―大貧民のつとめです。

座る順序はグランド・セニョールの主要な要素です。テーブルの上座にある、その家で最も座り心地の良い椅子に「大富豪」が座ります。その左隣には、 第二位の階級「富豪」が座ります。さらにその左隣には、第三位の階級が座ります。第四位は中産階級(平民)であり、第五位は貧民です。最後は(大富豪の右 隣に)大貧民が台所の丸椅子に座ります。

これはプレイ人数に応じて調整してください。必要であれば、高級中産階級や、下級貧民といった、曖昧な階級を追加します。

最初の1回は、普通にティチューのラウンドを行います。ただし、カードのプッシュや得点要素はありません。全プレイヤーは、自身の手札をなるべく早 く、全て捨てることが目的となります。最初に全て捨て切ったプレイヤーは、その日の大富豪として選ばれます。2番目に捨て切れば富豪になり、以下同様で す。プレイヤー全員の階級が決定したら、その階級に応じて席次を変更します。

次のラウンドでは、グランド・セニョールにおける社会的不公平が発揮されます。

大貧民は、持っている最高のカード3枚(特殊カードであるドラゴン、フェニックス、マージャン―ランクはこの順―を[ A ]より優先)を大富豪に差し出さねばなりません。

貧民は、同様に最高のカード2枚を富豪に、中産階級は、同様に最高のカード1枚を第三位に渡さねばなりません。

5人でプレイしている場合は、各段階の渡すカードを1枚ずつ減らします。

その後、カードを渡されたプレイヤーは、渡したプレイヤーに対して、同じ枚数の使えないカードを押し付けます。

マージャンを所有するプレイヤーから開始し、勝者が大富豪となり、以下大貧民になるまで順位を決めます。新たな順位が決まったら、それに応じて席を変えます。大富豪をひっくり返すことは困難です。

このゲームには「通常」の目的がありません。全ては楽しむ為のものです。大富豪は受けられる全ての特権や快楽(紅茶1杯や、ちょっとしたダンスパ フォーマンス、パラソル、テレビのチャンネルを変える、以降のラウンドでもこの専制的な地位を維持すること)を存分に享受するべきです。

好!*

* 編注:ルールライターの民族学的な誤り。**

** タコ!どこが間違ってるってんだ!中国語の挨拶“ニーハオ”は「あなた・良い」の意味だ、常識だろ!***

*** 編注:この馬鹿な部分を除いてファタ=モルガーナ編集。

私たちはこの意見と私たちの意見が異なる事を表明します。むやみやたらな屁理屈は、まっとうなゲームのルールにおいてあってはならないことです。

© 1998 Fata Morgana Spiele All Rights Reserved.

Ċ
広瀬正敏,
2009/04/06 8:44